GちゃんDIY奮闘記

Diy workshop 製造所G

テストピース擁壁

DIYで安く上がる擁壁を作るのでしたら、生コン工場から無料でいただけるテストピースを使うのが安く上がります。これは20年前に知人の家で作ったテストピースの擁壁です。 1段目は土の中で見えませんが6段積みです。土を掘り、締め固めてから1段目を並べてます。砕石も使っていないし、コンクリートの基礎もしていません。 ただ並べて、積み重ねただけです。 今でもしっかりしていて、沈下や傾きもありません。
かかった費用は生コン工場に取りに行ったガソリン代だけです。 素人でも簡単に出来ます。

これは我が家の休憩所の前ですが、2018年にテストピースと拾ってきた石で作りました。

これがテストピースです。
テストピースは、生コンクリートの品質管理(強度試験)に使う物です。 検査後のテストピースは、最終的には破砕してコンクリート砕石になります。 生コン工場もせっかく作ったテストピースを何かに役立ててほしいと思っているので無料でいただけます。
当地方の生コン工場、6工場すべて無料でいただけます。 他府県のいくらかの工場にもお聞きしましたが、無料で持って帰れるそうです。 全国的にはどうかわかりませんので、一度近くの生コン工場に聞いてみて下さい。 大きさは2種類で、
直径 10cm 高さ 20cm 重さ 約3.7kg と
直径 12.5cm 高さ 25cm 重さ 約7.0kg です。

それではGちゃん家の擁壁の作り方を説明します。

法面の土はこのトラクターで削りました。

17段積みたいのでコンクリートの基礎(厚み15cm)打ちました。
約15度傾くよう基礎を斜め仕上げにしています。

1段目をきれいに並べるのがコツです。
テストピースの前側と後ろ側に糸を貼り、糸に合わせて並べていきます。

基礎コンクリートが完全に固まらないうちに叩いて並べると簡単に高さが揃います。

2段目からは前側だけ糸を貼って下のテストピースの面を合わせていきます。
また砕石が少しだけしか入らない時は積むまでに土を削り、砕石が十分入るようにします。
高く積む時は水はけをよくして土の圧力がテストピースになるべくかからないように砕石を入れています。

2段ほど積んだら裏側に砕石を入れ、同じ要領で積み重ねていきます。

凸部のコーナーは画像のようにして積みました。

仕上げはモルタルと石でつないでいます。

凹部のコーナーは、モルタルで補修しました。

テストピースの裏側にコンクリートを使わなくて大丈夫?と思われるでしょうが、昔の石積みはコンクリートを全く使わず石の噛み合わせで積まれています。
このテストピースも三方が噛み合っていますし、砕石による排水と土圧を考え傾斜を付けて積み上げています。 絶対大丈夫とは言えませんが、私は壊れないと思います(*^^*)
まとめ
5段くらいなら砕石を入れなくても大丈夫と思いますが、高く積む時は排水をよくするため砕石を入れて勾配を付けて積んでください。
但し参考にされます時は自己責任でお願いしますm(__)m

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