コンクリートの作り方
DIYでも、外構工事やウッドデッキ・ブロックの基礎などいろんな所に、コンクリート又はモルタルを使いますね。
Gちゃんも昔から良く作っていましたので、経験からコンクリートの作り方を書きました。
ミニ知識
コンクリート関係の言葉でいろいろと言いますが、下記のように分類しています。
コンクリート セメント、砂、砕石、水を混ぜた物
モルタル セメント、砂、水 を混ぜた物
セメントペースト セメント、水 を混ぜた物
セメント セメント、の粉のこと
カラ練り コンクリートやモルタルの、水の入っていない混ぜた物です。
コンクリートの事をセメントと表現している事がありますが、あくまでセメントとはセメントの粉のことを言います。
コンクリートとセメントの違い、わかっていただけましたか(*^^*)
セメントの種類、N BB Hのコンクリートの特性は、生コンクリートの買い方に詳しく載せています。
ぜひご覧下さい。
作れる量
砕石の量が、コンクリートの練り上がりの量ぐらいになりますとよく言いますが、私は???と思います。
なぜなら、セメント・砂・砕石の割合や水の量により大きく差が出るからです。モルタルの練り上がりの量も、1:2と1:3では違います。
混合の割合
1:3:6(セメント:砂:砕石)とよく言いますが、DIYではガサガサで使いにくいです。
※昔は、川砂・川砂利を使用して
1:3:6(イチサンロク)は土木用、
1:2:4(イチニシ) は建築用として使っていましたが、現在は骨材事情が違うので、もう少し砕石の割合を減らした方が使いやすいですよ(*^^*)。
少量のコンクリートを作る時は、ホームセンターで売っているインスタントセメントが便利です。
インスタントセメントと書いてありますが、(セメント・砂)のモルタルです。
インスタントセメントは、20Kgで約11L出来ますと袋に書いてあります。
インスタントセメントは、Gちゃんも使った事がありますが、1:3のモルタルです。
これに砕石を入れて混ぜれば、簡単にコンクリートができます。
インスタントセメントに砕石が入っているのが、インスタントコンクリートです。
インスタントコンクリートは、20Kgで約10L と袋に書いてあります。
上の画像は、少ない量の物を打つ時の計算ですが、30cm×30cm×10cm=9,000cm39,000 CC 又は9,000mlとも言いますが、
1Lは、1,000cm3ですので
9,000cm3÷1,000=9Lになります。
下の枠に数字を入力すると計算できます。
もう少し多くのコンクリートを作る時
もう少し多くのコンクリートを作る時は、セメント・砂・砕石を買って、練る方が経済的です。
DIYでもセメントの重量を基準に考えた方が良いと思います。重量で考えた方が同じコンクリートが練れます。
重量を計るのは体重計を使うと便利です。慣れてくれば、重量を計らなくても状態でわかるようになりますよ(*^^*)
Gちゃんが良く使う、コンクリートの例を下の表に書いています。
セメント | 砂 | 砕 石 | 水 | 推定出来上がり量 |
12.5kg(1/2袋) | 35kg | 40kg | 7.5kg | 40 L |
25kg (1袋) | 70kg | 80kg | 15kg | 80 L |
水の量は、骨材の湿り具合により大きく変わりますので、少なめにしてあとで調整しています。
また、使うところによりセメントの量を増やしています。
推定出来上がり量は計算で出していますが、大きくは違わないと思います。
推定出来上がり量=(セメント÷C密度)+(砂÷S密度)+(砕石÷G密度)+(水)
※(C密度=3.15) (S密度=2.58) (G密度=2.65) (水=1.0)で計算しています。
最近ホームセンターで、袋入りの砕石と砂を見つけました。どちらも18kg入りの袋です。
使い方に、
セメント25kg(1袋)
砕石18kg(4袋)=72kg
砂18kg(4袋)=72kg
と書いてありました。
水を15Lと想定すると、推定出来上がり量は80L程度と思います。
使った事がないのではっきりとは言えませんが、推定計算しますと1:3:3のコンクリートより、若干モルタル分が多いコンクリートと思います。
使いやすいコンクリートが練れそうなので、一度使ってみたいと思います。(*^^*)
多くのコンクリートを作る時や、まとまったコンクリートの場合
多少高くつきますが、生コン工場からカラ練りを買ったり配達してもらう方が手間と時間を考えると得策と思います。
生コン工場から買う時は、生コンクリートの買い方を参考にして下さい。